丸佳浩の長期離脱で巨人は大損害…キーマン不在で連覇に暗雲、岡本和真にもシワ寄せ確実

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離脱中は「岡本・左翼」が増えそう

 巨人FA加入した2019年以降、リーグ優勝した年は、必ずといっていいほど、丸がチームを引っ張っていた。

 移籍1年目の19年は全試合出場を果たし、打率.292、27本塁打、89打点。5年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、4年連続のベストナインや7年連続のゴールデングラブ賞を受賞した。翌20年も2年連続で全試合出場。打率.284、27本塁打、77打点を記録し、リーグ連覇に貢献した。

「一方、翌21年は開幕から40試合で打率.227、4本塁打、8打点と極度の不振。6月に移籍後初めて不調が原因で二軍降格となった。チームも3位でV逸。存在感や依存度はいまだに大きいということです」(同)

 阿部監督は23日にオープン戦の総括として、「若い力は中山くらいしか目立たなかった」と指摘した。

 丸が守るはずだった中堅の代役はオコエらが候補だが、なかなか長続きしない。23日のロッテ戦で試した「岡本・左翼」が増えそうなのだ。

 主砲の守備位置をコロコロ変えることにより、岡本の打撃にまで影響が出たら……。丸の長期離脱は、チームにとって大損害になる可能性が高そうである。

  ◇  ◇  ◇

 ところで巨人と言えば、どうして田中将はカブス戦の登板を「緊急回避」することになったのか。そこには阿部監督の「配慮」があったという。いったいどういうことか。巨人でいま、何が起きているのか。

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