パワハラ被害訴えたレスリング女王・川井 地元での“評判”
女子レスリングで、またパワハラ騒動である。
2016年リオ五輪63キロ級金メダリストで、東京五輪57キロ級代表に内定している川井梨紗子(25)が、石川県協会の下池新悟会長(72)から、暴言を吐かれたり、家族に嫌がらせされたと訴えたのである。
27日、石川県スポーツ特別賞贈呈式に出席した川井によれば、今月中旬に行われた高校の大会で挨拶した下池会長が「石川県には(東京)五輪の内定者が2人(川井姉妹)います。しかし、残念ながら女です」と発言。ともにレスリング経験者である父・孝人さん、母・初江さんも同会長から長年にわたってパワハラの被害を受けてきたという。
川井の突然の訴えに下池会長は「事実無根の話」と、真っ向から反論。両者の言い分は食い違っている。
互いに感情的になっているようだが、パワハラを訴えた川井に関して地元ではこんな声が上がっているのも事実だ。
「実は梨紗子がリオで金メダルを取って以来、両親とも石川のレスリング界から距離を置くようになったのです」と、県のレスリング関係者がこう続ける。