「ゆとり世代の愛国心」税所篤快氏

公開日: 更新日:

 本書は、来し方を振り返りつつ愛国心について語る。内向きで覇気がないとケナされ、自信を持てずにいたが、世界に出れば日本人に誇りが持てると実感。だが、その心情を即「愛国心」と表現できるのか? 

「『日本食恋しい』『早く日本帰りたい』っていうのは、ある種の愛国心かも、と思ったんですが、難しい問題ですね。とにかく今日も、ソマリランドの副大統領に大学院建設協力を確約してもらいました。ジーンズでフリーターのような僕が、一国の副大統領に特攻できるダイナミズムが一番面白いところです。お金も知恵も経験もないけれど、パッションと元気はあります。一緒にコラボレーションして世界を変えていきましょう!」(PHP研究所 820円)

▽さいしょ・あつよし 1989年生まれ。ロンドン大学教育研究所修士課程在籍。NGO「e-Education Project」創業者。2014年世界銀行本部イノベーションコンペ最優秀賞受賞。著書に「前へ!前へ!前へ!」「『最高の授業』を、世界の果てまで届けよう」。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係