「子どもに食べさせたくない食品添加物」天笠啓祐、食べもの文化編集部編著
厚生労働省が“安全”と認めたうえで用いられる食品添加物。近年では、中国をはじめとする海外から輸入される食品添加物が増加したほか、海外で作られた加工食品の輸入も増え、ブラックボックス化しているのが現状だ。
さらに、TPP参加を視野に入れ、多くの食品添加物がまともな安全審査もないまま続々と承認されているという。食品衛生法で“原則認めない”とされてきた抗生物質も、細菌の繁殖や腐敗を防ぐ目的で承認されてしまった。チーズや洋菓子、卵加工品やドレッシングに添加される「ナイシン」と「ナタマイシン」がそれだ。
子どもだけでなく、大人だって余計な食品添加物は避けるべき。巻末の食品添加物一覧を、食品選びの参考にしたい。
(芽ばえ社 1000円)