「そこが知りたかった!『右翼』と『左翼』の謎」 鈴木邦男監修グループSKIT編著
今さら人に聞けない右翼と左翼について、Q&A形式で学べる時事入門書。
そもそも何で右翼と左翼と呼ばれるのか。実は起源はフランスで、革命の最中に開かれた国民議会で、議長席から見て右側を占めたのが旧体制を維持しようとする保守派で、左側に陣取ったのが旧体制の打破を目指す急進派だったことに由来するそうだ。
一言でいうと今の政権より保守的な人たちが右翼で、今の政権より革新的な人たちが左翼。そうした基本中の基本から、右翼の街宣車はなぜ黒いのか、パトリオティズムとナショナリズムの違いとは何か、「ネトウヨ」に対する「ネトサヨ」という言葉を耳にしないのはなぜかなど。
さまざまな疑問に答える一方、それぞれに関係する人物や事件も詳述。(PHP研究所620円+税)