「プレイガイドジャーナルへの道」村元武著
月刊「フォークリポート」で、わいせつ図画販売容疑で警察に踏み込まれた責任を取って、著者は退職した。その後、早稲田小劇場の公演のプロデュースなどをしていたが、その仲間で、休刊していたサブカルチャーやアングラの情報誌「月刊プレイガイド」を引き継ごうということに。元担当者に、情報源や取材ノウハウを提供してもらい、新雑誌「プレイガイドジャーナル」を創刊する。黒テントの佐藤信の熱いメッセージが創刊号を飾った。しかし、最新号を納品した後、リュックが返本でいっぱいになり、途中で電話ボックスにこっそり置いてきたことも。
関西の若者文化をリードした雑誌の編集長の記録。(東方出版 1600円+税)