「新版議論のレッスン」福澤一吉著
意思決定には十分な議論が必要だと頭では分かっていても、出来るだけ避けたいと思っている人も多いのでは。
しかし、議論をすることは「考える」ことにほかならず、大学入試改革も「考える」ことに重点を置かれる時代。今こそ日本社会は、場の雰囲気や空気を読むことに気を回すことをやめて議論のあり方について真剣に取り組まなければならないと著者は説く。
議論を支える基本的構造を理解すれば、モノの見方が変わり、国会中継やニュース番組への理解から、友人との会話、そして社内会議やリポートの作成まで、さまざまな場面に応用できる。
国会審議や家族の日常会話、学者の憲法論議などさまざまな議論をテキストに、そのルールや構造を解説したベストセラーの新版。
(NHK出版 860円+税)