「マスクを外す日のために」和田秀樹著
国からマスク着用の考え方が発表されたが、いまだに街中ではほとんどの人がマスク着用を続けている。しかし、マスクは恩恵だけではなく、さまざまな「禍」をもたらすもろ刃の剣だという。
というのも、マスクをかけると普段に比べ酸欠気味になり、脳の動きが鈍くなり、思考力や感情の状態が悪化。循環器系や自律神経にも悪影響を及ぼすという。
またマスクに象徴される自粛生活も、今となってはメリットよりもデメリットの方が大きくなり始めていると指摘。友人らとの面会や運動、外出の機会を奪う自粛生活は、免疫力の低下に、さらに自由に暮らせないストレスや同調圧力が脳や心にも影響を及ぼしているという。
マスクを外し、健やかに暮らしていく方法を説いた健康論。
(幻冬舎 990円)