「狼たちの宴」アレックス・ベール著 小津薫訳

公開日: 更新日:

 1942年4月、ユダヤ人のイザークはゲシュタポ高官の秘書ウルスラの家に向かう。ウルスラは彼がベルリンから派遣されたゲシュタポ捜査官のヴァイスマンに成りすましていることを知らない。死んだヴァイスマンに代わって殺人事件を解決したイザークは、街にとどまりウルスラに接近したのだ。イザークの狙いはナチスの協力者で機械製造会社の社長のウルスラの父親オットーだった。会食の合間、オットーの書斎から機密書類を持ち出したイザークは、さらに街にとどまる。ナチスによるイギリス襲撃計画を耳にしたからだ。

 そんな中、ナチス高官の娘が殺害される事件が発生し、ヴァイスマンに成りすましたイザークが再び捜査を担当することに。

 話題作「狼たちの城」シリーズ第2弾。

(扶桑社 1430円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  3. 3

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  1. 6

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  2. 7

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  3. 8

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上