「発達障害の人が見ている世界」岩瀬利郎著
じっとしていられずうろうろしたり、ケアレスミスを連発したり、空気が読めないなど、人と付き合うのが苦手な人の中には、脳にある特性を抱えている「発達障害」の人が少なくない。
例えば「自閉スペクトラム症(ASD)」の場合、変化に弱く、いつも同じ行動をする傾向がある。そのため、急な予定の変更や環境が変わることを極端に嫌い、臨機応変な対応がとれない。相手の言葉をその通りに受け取るため、皮肉が通じなかったりする。
発達障害の人は聴覚情報が苦手で、視覚情報のほうが理解しやすいので、パソコンやスマホの画面を使って文字や絵を見せて説明すると内容を理解しやすくなる。
発達障害の人とともに生きるためのコツをわかりやすく紹介する。 (アスコム 1595円)