第二話 立場的にあり得ない(31)由奈ちゃんを救って
怜矢は叫んだ。
「知らない、俺はなにも知らない!」
涼子が呆れたように言う。
「あなたは嘘をつくのが下手ね。そんな子供のような言い訳で、私たちをごまかせると思うの? さあ、なにがあったか教えて」
「うるさい!」
そう怒鳴り、カウンターに肘をつい…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,239文字/全文1,379文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】