「100歳は世界をどう見ているのか」権藤恭之著
「100歳は世界をどう見ているのか」権藤恭之著
ある調査で「100歳まで長生きしたいか」という質問に「とてもそう思う」と答えた日本人はわずか8.1%しかいなかった。理由は寝たきりになったり、人の世話になりたくないからだという。
しかし、100歳超えの長寿者500人以上と面談した著者によると、体が衰え、自由度が低くなっても幸せを感じる人は少なくないという。それは100歳以前とは異なる価値観や、日常生活の新しい楽しみ方によって「私は幸福だ」と答える人が少なからずいるからだ。ある研究によると「長生きしている人ほど不健康な時期が短い」という報告もあるという。
多くのエピソードを交えながら、100歳の人が世界をどう見ているのかを紹介する健康テキスト。 (ポプラ社 990円)