「料理人という仕事」 稲田俊輔著
「料理人という仕事」 稲田俊輔著
料理人とはどういう仕事なのか、どうやってなればいいのか、どのように経験を積み、最終的に何を目指すべきかを説く若者向け業界入門書。
料理人になる人は、「音楽が好きで好きでたまらない人」からミュージシャンが、「漫画が好きで好きでたまらない人」から漫画家が生まれるのと同じ。しかし、ミュージシャンや漫画家として食べていけるのは狭き門であるが、料理人になること自体はそう難しいことではない。
ただ、それを一生続けていけるか、そしてその一生がどのような幸せをもたらしてくれるかは別の問題であるという。
どうしたら「幸せな料理人」になれるのか、これまで出会った料理人たちのエピソードを交えながら、その道筋と生き方を教えてくれる指南書。 (筑摩書房 946円)