興収さっぱり「暗黒女子」で飯豊まりえは唯一の“勝ち組”
公開前はやたら話題になったのに、公開後はさっぱりだったのが映画「暗黒女子」。公開を約1カ月半後に控えた2月中旬、飯豊まりえ(19)とダブル主演を務めていた女優の清水富美加(22)が宗教法人「幸福の科学」への出家騒動を起こし、以後、予定されていたPRイベントに出演できない事態に陥ってしまった。
それでも、粛々とPRイベントは消化され、ついに公開。しかし、公開初週の観客動員ランキングではベスト10に入らず、2週目以降も客入りはさっぱりだった。
「公開館が200館に満たなかったこともあったが、興行収入は2億円に届かないようだ。YouTubeで冒頭から13分を無料で公開するという前代未聞のプロモーションも逆効果になってしまい、関係者にとってはまさに“暗黒歴史”です」(映画ライター)
そんな中、キャストの中で“勝ち組”といわれているのが飯豊だという。
「清水がいたら、清水の方が面白いことを言うので目立たなかったが、各イベントでは飯豊が“主役”の座をゲット。記事も大々的に扱われた。清水の騒動直後のイベントで、飯豊は清水のことに触れ号泣したが、その後、バックステージではスタッフと談笑していたというから“演技力”もなかなか」(映画関係者)
モデルから女優に転身。まだヒット作には恵まれていないが、「暗黒女子」を“黒歴史”ではなく踏み台にできそうだから、塞翁が馬である。