NYの地下鉄で集団カツアゲ? 日本のたばこを差し出すと…
阪神に在籍し、後にメジャーリーグのホームラン王や打点王となるアメリカンヒーローのセシル・フィルダーにまつわる俺のニューヨークMLB観戦の話をしなくては……(前回途中でスッカリ忘れちゃってスミマセン)。その前に、今回もニューヨークでの俺の無知なばかりに起こしたおバカな出来事を一つ。
ニューヨークの駅(だったかなあ?)の地下道をひとりブラブラと煙をくゆらせて夜8時ごろに歩いていたのです。30年ほど前はニューヨークの治安があまりによろしくなかったせいか、行き交う人の姿はチラホラだったのです。
すると、突然、俺の前に2人のハイスクールボーイくらいの男子が立ちふさがったと思いきや、いきなり英語の荒々しい口調で何かをまくし立ててきたのだった。その時俺は「来たかー! 本家、本元、元祖ヤンキーのカツアゲが!!」と思いながらも自分でも不思議なくらい落ち着いていたのだった。
そして、さらに心の中で「ヤンキーといってもしょせん、高校生だろ、それにナイフなどを所持している気配はないし(雰囲気で感じた)、いや、それ以前にヤンキーにしては2人とも私服が小ぎれいだし……てか何だ? 2人ともおそろいのベレー帽って?」と冷静な分析まで始めていたのだ。