逆転の発想でキムタクを復活させた 工藤静香の“内助の功”
■人気は確実に娘世代へ
筆者は今年1月、東京・西武新宿駅前で行われたキムタクのゲリラライブに参加した。ソロデビューアルバム「Go with the Flow」がリリースされ、13万枚を超えるヒットを記念して開催されたライブだったが、この日集まった30~40代の女性が、娘とおぼしき10~20代の女性を同伴していたのが印象的だった。
若い女性たちは口々に「母の影響を受けて木村さんのファンになりました」とか「木村さんがアラフィフなんて、とても信じられません」と言っていた。キムタクの人気は同年代の主婦層から娘世代に着実に受け継がれているのだ。
「日産」や「日本マクドナルド」のCM人気は、こうした現象の裏付けがあってのことだということがよく分かる。工藤静香がそれを“肌感覚”で理解しているのだとしたら、今はパッとしない2人の娘がこれからブレークする可能性もありそうだ。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)