アンガールズは「東京の方がいいよ」の社交辞令を信じ上京
数年後「おしゃれカンケイ」(日本テレビ系)からNSCの事務所に「アンガールズさんを芸能界へ導いてくれた恩人ということで取材をお願いしたい」という連絡がありました。人気急上昇で知名度も抜群だったアンガールズでしたが、私には全く接点が見つけられず「もうおひとり、本田さんという先輩の作家さんがいらっしゃるのでそちらじゃないでしょうか?」と伝えました。
1週間後、また連絡があり「阪神巨人さんの台本を書いてらして、NSCの講師をされてる本多先生に間違いないということなんですが……」。それでも記憶がないので「私には違いないと思いますが、記憶がないんです」と返すと、そこで初めて「オーディションイベントで広島へ行かれたことはないでしょうか?」「あります、あります」「その時、大学生にプロになるなら東京へ行った方がいいと言われた?」「言いました言いました」「その時の2人がアンガールズなんです」と言われて、初めて話の線がつながり納得。
■まさか本当に東京へ行くとは…
本当に東京へ行くとは考えもしなかったので、けっこうな衝撃でした。番組自体はスケジュールが合わず、取材を受けられませんでしたが、後日、私が構成していたトミーズの番組にゲストで来てくれて、再会を果たしました。
「まさか、ほんまに東京へ行くとは思わんかったわ」「先生が、行くなら東京って言われたから信じて行きましたよ!」
まさか、そのまま信じて東京に行くとは……いや~売れてくれてホントに良かった。以来、“アドバイス”には注意をしています。