「日本沈没」の半沢直樹テイストが鼻につき始めた 今後の不安は“沈没シーン”での視聴者離れ

公開日: 更新日:

「半沢直樹のあの独特の世界観は池井戸潤先生の作品だからこそしっくりくるもので、それを小松先生の『日本沈没』で展開されることに違和感を覚える視聴者の気持ちは理解できます。とはいえ。私はそこよりも、毎回繰り返される会議室での様子が、どこかフワフワとして緊迫感がなく、そちらが気になってしまうんですよね……」

 会議室の様子とは、毎話登場する小栗をはじめとする「日本未来推進会議」のメンバーが集まるシーンのこと。そこでは毎回切羽詰まった状況が展開されるはずが、危機的状況を前に重大な話をしている雰囲気には見えないというのだ。

國村隼さんや松山ケンイチさんの演技では場がピリッと締まるのですが、その他の横並びになってワーワー言う人たちがとてもエリート集団には見えず、緊迫感が弱まるんです。でも、実際の政治の場も実はあんな適当さがあるのかも、なんてうがった見方ができたりもするんですが」(前出の山下真夏氏)

 あの横並びメンバーの中で顔と名前が一致し、目立つ役者はウエンツ瑛士(36)と中村アン(34)だろう。そのせいか、ネット上にも〈ウエンツ瑛士と中村アンの演技が浮いてる〉なんて2人を名指しする辛辣な声もなくはない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱