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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

韓国の教育熱は日本以上 人生を左右する国家イベント「スヌン」の季節がやってきた

公開日: 更新日:

 学習塾のほかに数学専門の塾と英会話塾。それに加えてテコンドーや楽器も習っている。ソウルの高級住宅地である江南(カンナム)地区に住む友達の甥っ子の話だ。まだ小学校に上がる前なのに、1週間のスケジュールは大人の私よりはるかに多忙ではないか。

 日本以上に教育熱の高い韓国では、子どもたちがとても忙しい日々を過ごしている。特に江南地区に住む子どもたちは夜遅くまで塾通いしており、送迎バスに乗って塾に向かう光景を目にすることも少なくない。韓国では小さい頃から学院(ハグォン)と呼ばれる学習塾に通い、大学受験に備えるのが普通だ。目指すのは“SKY”で、ソウル大(S)に高麗大(K)、そして延世大(Y)を指す。その準備として“江南8学群”と呼ばれる名門校に入るため、わざわざ江南区に引っ越す富裕層もいる。前出の甥っ子もそのクチだ。

■今月18日が勝負

 こうして小・中・高等学校で勉強に明け暮れ、その後の人生を大きく左右する大学修学能力試験“修能(スヌン)”に臨む。

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