著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

宮沢りえvs松嶋菜々子“花の73年組”「大河ドラマ対決」 NHK御用達の“アラフィフ女優”の2人

公開日: 更新日:

 筆者に強い印象が残っているのは、01~02年ごろの「日本アカデミー賞」を巡る水面下の攻防だ。松嶋は99年「リング」、01年「ホワイトアウト」で優秀主演女優賞を獲得。宮沢は02年「たそがれ清兵衛」で最優秀主演女優賞を受賞した。

「松嶋の自信の源になっているのは、00年10月期にフジテレビ系で主演した『やまとなでしこ』の平均視聴率26%超えでしょうね。このドラマは同局の“恋愛ドラマ”カテゴリー歴代1位の記録を続けています。また、結婚・出産を経て日本テレビ系で主演した11年10月期『家政婦のミタ』では最終回に40%という、紅白歌合戦並みの視聴率も記録し“視聴率女王”としてのポジションを間違いなく確立した女優といえます」(芸能プロダクション関係者)

 松嶋と同い年で共に子を持つ母として、宮沢が松嶋の存在を意識してこなかったはずがない。

「ただ、宮沢は特別な理由がない限り、昨今の民放の連続ドラマには出演しないスタンスだといわれています。彼女の活動の場は本人が納得した上での舞台や映画が中心で、女優のポリシーとしてテーマ性が希薄なもの、アイドルタレントが主演の安っぽいドラマには出る必要性がないと考えているフシがうかがえます。松嶋の存在を意識しても、同じ土俵で比べられたくないというのが本音でしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 同じ年の同クールで直接対決をしているわけではないゆえに、正面対決ではないし、互いの本心ははかりかねるが、今回の“大河勝負”に関しては今のところ宮沢に軍配が上がる結果になっている。2人の共演を見てみたいファンは多いが、残念ながら具体的なプランは現段階では聞こえてこない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇