著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「旧ジャニーズと宝塚」共通項と相違点は? 今後の鍵を握るのはファンの行動

公開日: 更新日:

 故ジャニー喜多川氏が男性アイドルを始めるにあたり参考にしたのが宝塚だった。目指したのは「男版宝塚」。実際、舞台構成などよく似ている。大舞台と華やかな衣装。センターにスターが並びバックで踊る新人たち。ファンは「あの子、伸びると思う」と関心を持ち応援する。団員も新陳代謝しながらファンを飽きさせず、さらに増やしていく。公演を主体にした芸能ビジネスを旧ジャニーズは取り入れ成功を収めた。

 宝塚は受験で合格した選ばれた生徒たち。2年間レッスンを受け舞台に立つ。はたからは健全な企業に映っていた。スキャンダルもなくメディアもほとんど報じることはなかったが、昨年末ごろから「週刊文春」が内部のイジメ・上級生のパワハラを告発するキャンペーン記事を報道。宝塚は「事実無根」と否定したが、演出家が提訴する事態になっていた。他のメディアはジャニー氏の性加害同様に傍観していた。事態が急変したのは9月。宝塚劇団員(25)が極度の過剰労働と先輩からのパワハラを苦に自死。ようやくメディアも動き出した。

 100年を超える伝統劇団にも初のスキャンダルに慌てたかのように初期対応も不手際が目に付いた。過剰労働はある程度認めたが、故人に対するイジメや「ウソつき野郎」といったパワハラは「全て伝聞であり、実際にそのような発言があったことは確認されておりません」と否定した。しかし、外部の弁護士による調査チームは「宝塚から依頼した人が入り公平性に欠けている」と指摘され事態収拾には至らず。新たに団員400人に聞き取り調査を行う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇