長生きするために知っておくべき 「歯」の“3つの常識”

公開日: 更新日:

 ドライマウスを引き起こす薬は薬の説明書に「口渇」「口腔乾燥」などと記載されているが、「アレルギー」「うつ」「高血圧」など実に数百種類あるといわれている。
「四六時中、水分を取る人が増えていますが、これも考えものです。とくに食事中に食べ物をスープや水などで流し込む人は徐々に唾液が出なくなります」

 ドライマウスの治療はすぐにジェルや薬に飛びつくのでなく、よく噛むこと。それで多くのドライマウスは解消される。

 一部の抗生物質が黄色や灰色などの変色歯にすることを知らない人も多い。
「歯科医では常識ですが知らないお医者さんもいるのが、テトラサイクリン系の抗生物質です。呼吸器感染症や性感染症、ニキビ菌の殺菌などに使われますが、歯が形成されるときに使われると黄色や灰色などの色素沈着を起こすことも。そのため最近は妊婦や授乳中の母親、8歳以下の子供には避けるのが望ましいとされていますが、それを知らずに処方するお医者さんもおられます」

 たかが歯の色と言ってはいけない。沈着した歯を治すためには歯を薄く削ってセラミックやプラスチックを貼るなど、歯に大きなダメージを与えることも。抗生物質を小さな子供に与えるときは注意することだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…