本格シーズンはすぐ 花粉症は自覚症状が出る前に「目薬」を

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 そもそも花粉症による目のかゆみを止めるには2つの手法がある。
 ひとつはヒスタミンブロッカー。肥満細胞などに貯蔵されているヒスタミンが遊離、体のさまざまな部分にアレルギー症状を起こす前に、ヒスタミンをブロックする方法。
 もうひとつはアレルギーに関連する化学伝達物質の遊離・放出を抑制する方法だ。

 その両方の働きをするとして登場したのが参天製薬の「アレジオン」だ。
「眼科専門医の間で話題ではありますが、値段が高いという難点があります。ですから、それぞれの作用を持った2種類の目薬を使うという方法もあります」(都内の別の眼科専門医)

 また、目薬は酸性とアルカリ性の強さを示すpH(0~14)が7に近いほど、花粉が涙の中に入ったときにハッチアウトされにくい。
 目薬のpH表示にも気をつけよう。

 すでにかゆみが出た人はどうすればいいのか?
「フルメトロンやリンデロンといったステロイド入りの点眼薬を併用すれば、とりあえずのかゆみは止められます。ただし、眼圧が高くなりやすいので白内障、緑内障の人は注意が必要です」(清澤院長)

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