本格シーズンはすぐ 花粉症は自覚症状が出る前に「目薬」を
人によっては花粉症からドライアイになり、いっそう目がかゆくなり、充血することがある。
原因のひとつはまつげの縁にある数十個の分泌腺で、涙の表面を覆う油脂成分を分泌する、マイボーム腺が詰まるためだ。
「これを解消するには目を温めて、ベビーシャンプーなどでまぶたを洗い、シャワーをかけることです。まぶたの清潔操作をすることは大切です。ただし、目そのものを洗うことはお勧めしません。眼球の表面はムチン、水、脂でつくられていて、眼球を守っています。目を洗うとその保護的な膜が壊されるからです。最近、水泳の後に目を洗うことが奨励されなくなったのもそのためです。それより、花粉予防のメガネやマスクをする方がいいでしょう」(清澤院長)
また、花粉症の人はシーズン中はコンタクトをやめた方がいい。
「花粉を角膜ですりつぶしてしまうコンタクトはやめましょう。ハッチアウトが増えるからです。花粉によるかゆみがなくなるまでメガネにすることをお勧めします」(清澤院長)