運動能力、発音にも影響 失うと“老化”に拍車「奥歯の守り方」

公開日: 更新日:

「そこで、40歳を過ぎたら、咬合面の凹凸を調整するよう、一部削るのです。歯科医院で咬合調整してほしいと言えば、やってくれるはずです」(木村院長)

 咬合調整が必要か否かがわかるセルフチェック法がある。指を口の中の上顎の歯にあてがい、噛み合わせた状態で歯を横に滑らせ指の腹で歯の振動を感じる。歯の動きを感じるなら要注意だ。

 丁寧な歯磨きはもちろん、歯間ブラシでのケアを忘れてはいけない。

「よほどきちょうめんでない限り手による歯磨きを完璧にこなすのは無理。電動歯ブラシが無難です。ただし、ブラシを歯に強く押し付けるのは意味がない。できれば、音や光で警報を出してくれる最新式を選びましょう。歯と歯の隙間の大きい中高年は糸ようじでなく歯間ブラシを使うこと。奥歯用にはブラシが柄と直角になった歯間ブラシが便利です」(木村院長)

 歯磨き粉は使っても使わなくても大差はない。

「洗口剤も、寝る前に使うのはいいかもしれませんが、起きているときは唾液で流されてしまう。意味がないです」(新木医師)

 若さと健康を保ちたければ下手に運動やサプリメントなどにお金と時間をかけるより、奥歯ケアに力を注ぐべきなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議