長寿にも直結 「健康度」を上げる“ちょい足し”食生活
■ラーメンはトッピングでカバー
バイキングの場合は、自分で注ぐ味噌汁にワカメを多く入れる。サラダも繊維の濃いゴボウやレンコンを入れる。納豆などの豆類も食べるなど、“ちょっとした工夫”を怠らないという。
夕食はどうか? 付き合いや接待で自分でメニューを選べない日も多いが、ここでも“チョイ足し”精神だ。
「例えば、焼き肉は何が問題かというと脂身が多いこと。脂の吸収を減らせばいいのです。脂を吸着してお腹の外に出してくれる繊維質を取りましょう。サラダに入っているレタスなど水溶性の繊維より、エリンギやシイタケのような不溶性の繊維はタワシで擦るように強力にお腹の掃除をしてくれる。鍋で煮込んで煮崩れしないのが不溶性です」
焼き肉のお供にはサンチュより、キノコ焼きがいいそうだ。
また、これからはインフルエンザの季節。体調を崩さないため体を温める工夫も忘れてはいけない。
「人間の体は魔法瓶みたいな形をしているので、最初に温かいものを入れると保温効果があります。起きぬけは白湯を取る。仕事後の会食で冷えたビールを飲む前に、お腹の中に常温のお菓子1個でもいいので体に入れておきましょう。体を温める食材は、ネギ、ショウガ、ニンニク、ニラですが、これらはそば屋、ラーメン屋、牛丼屋のトッピングで無料だったりしますよね。多めに盛るだけで効果はあります」
今日から始めよう。