欧州で大ヒット中 “かざすだけ”新型血糖測定器の実力

公開日: 更新日:

 血糖値が安定せず、頻繁に自己測定しなければならない糖尿病患者に朗報だ。これまで自己血糖測定は「痛い」「時間がかかる」「面倒くさい」が当たり前だった。指先などを針で刺し、血を絞り出して行うからだ。ところが、欧州では体に張り付けたセンサーにレシーバーをかざすだけでいつでも自己血糖を測定できる装置が登場。専門家の間で「糖尿病治療を変える」と話題になっているという。

 昨年夏、3年ぶりに欧州を訪ねた加藤秀樹さん(仮名、48歳)はイギリス人の友人の表情が明るくなっているのに気がついた。重い糖尿病に苦しんでいた友人は食事が終わるたびにトイレに立ち、自己血糖値を測っていた。

 ところが今回、食後の会話を中断することなく、加藤さんの前に座り続けたのだ。加藤さんが「血糖を測らなくて大丈夫なのか?」と尋ねたところ、「平気、平気」と言いながら右腕の袖をまくりあげ、上腕部に装着された500円玉大のセンサーを見せてくれた。それが「フリースタイルリブレ」(アボット社)だった。

■欧州では生産追いつかず

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭