欧州で大ヒット中 “かざすだけ”新型血糖測定器の実力

公開日: 更新日:

「そのセンサーをつけている2週間は、服の上からでも専用の読み取り器を近づけるだけでそのときの血糖値はもちろん、それまでの8時間の血糖値を平均5分ごとに読み取ることができるそうです。彼は、“8時間ごとにスキャンすれば24時間の自己血糖値を測れる。血糖測定の苦しみ、面倒くささから解放されたうえ、血糖値が乱れたときにすぐに薬で対処できるので、より安全になった”と大喜びでした」(加藤氏)

 欧州では2年前に発売され、生産が追いつかないほど人気になっているという。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長が言う。

「欧州での発売以降、日本の糖尿病専門医の間で話題になっているデバイスです。食事運動で血糖値がどう変化するのか手軽にわかる。また、寝ている間に低血糖になっているかどうかも気付かせてくれる。身内がスキャンすることで、子供や認知症の人の血糖値を調べることもできる。糖尿病治療を変える画期的デバイスになるのではないか」

 しかも、この装置ではスキャン時点の血糖値が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかも表示してくれるという。これなら、大きな血糖値の乱れを予測して、薬を調節するなどの手を打つことができる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に