作家急死で物議 「糖質制限ダイエット」に向かない人とは

公開日: 更新日:

 日本糖尿病学会評議員で、「加藤内科クリニック」院長の加藤光敏氏は「桐山さんの直接的な死因が過剰な糖質制限とは思えない」とした上でこう言う。

「3大栄養素はタンパク質、脂質、糖質ですが、過剰に糖質を制限すると、概して脂質に偏りやすい。特に動物性脂肪の過剰摂取は、悪玉のLDLコレステロールを上昇させ、動脈硬化につながります。糖質制限する場合でも、毎日糖質を150グラム以上取るなど、無理しないことが重要です」

■酒好きのサラリーマンこそ要注意

 桐山氏が6年前に減量したキッカケは、糖尿病の発覚だった。過去2カ月の平均的な血糖状態を示すHbA1cは9・4%と、正常の5・8以下を大きく上回っていた。血圧は200/100と高く、糖尿病と高血圧は以前から少しずつ進行していたことがうかがえる。案の定、それに伴う動脈硬化による心肥大も同時に指摘されたそうで、当時、息苦しさを訴えていたのもそのためだろう。

 それで、改心した。

「桐山さんは深夜の執筆中に揚げ物やパスタなど高カロリーな糖質を食べることも多かったようですが、ダイエットを機に糖質は一切やめたと聞いています」(前出の関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭