人工関節で完治も “3Dプリンター”で膝痛とオサラバする

公開日: 更新日:

 変形性膝関節症の治療が劇的に進化している。関節の疾患を専門にしている「苑田会人工関節センター病院」(東京・足立区)の杉本和隆病院長に聞いた。

 変形性膝関節症の症状は、膝の痛みだ。太ももの骨、すねの骨、膝の皿で構成される膝関節は軟骨で覆われている。この軟骨が加齢などですり減り変形すると、「膝関節にかかる衝撃を和らげる」という役割を十分に果たせない。そのため、太ももの骨とすねの骨がもろにぶつかり合い、痛みが出る。

「自覚症状を有する患者が1000万人、潜在的な患者(無自覚だがエックス線診断による患者数)は3000万人といわれています。今はジョギングブームです。ジョギングは膝に負荷をかけますから、10年後には患者が増加していると考えています」

 変形性膝関節症は、初期、中期、末期と進行していく。初期は、立ち上がった時や階段を下りる時に膝が痛い。中期では正座ができない。末期になるとO脚になり、膝をまっすぐ伸ばせなくなる。

「薬や注射、リハビリ、トレーニングなど、何をしても痛みが取れない場合、手術が検討されます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出