「低カロリーでも満足満腹」に5つの条件 何をどう食べる
「日常的な食生活では、複数の食品をバランスよく取る食べ方が非常に大切です。楽しく長く続けられる点でも推奨しています。ただ、これでは健康維持に大切な指標のひとつであるカロリーがわかりづらい。そこでひとつの基準を出したいと、今回の研究を行いました」
■メーンのおかずは手のひらサイズで
前述した①~⑤を、具体的にイメージできる人は少ないだろう。奥村氏が目安を教えてくれた。
「米飯150グラムは、コンビニのおにぎり1.5個分です。加えて、手のひらサイズの主菜、小鉢サイズの副菜を3つ。小鉢サイズ1つで、だいたい野菜70グラムほどの量になります」
献立にすると「豆腐ハンバーグ、温野菜、トマトと玉ねぎのサラダ、サヤインゲンとツナの炒め物、ご飯」といった品々になる。奥村氏が提示する分量に従い、実際に作って食べたが、記者(42歳・女性)にはやや多い程度に感じる量だった。
ただし、調理法や食べ方によっては同じ献立でもカロリーが跳ね上がる。この落とし穴にはまらないようにするには「カロリー密度」をチェックするとよい。