日常的な食事が薬に匹敵 心臓を救う「地中海食」の効果

公開日: 更新日:

「また、地中海食は牛肉や豚肉のような脂のある赤い肉を控え、子牛や子羊などの肉を多く取ります。また、香りの高いハーブや香辛料をうまく使って塩分を控えた調理をする。また、ゆっくりと楽しみながら食べる傾向もある。こうした複数の効果によって、心血管疾患リスクが大きく軽減されるのです。すべてを厳格に実践するのは難しいので、1つでも2つでも『地中海食』を取り入れるといいでしょう」

 この話題は、欧州心臓病学会期間中に英BBCで世界中に放送され、地中海食と並ぶ“健康食”として、日本の和食も大きく取り上げられた。

「心血管疾患の大きなリスク因子である生活習慣病や肥満を予防・改善するために、ごはんを主食とした和食が再評価されています。和食でも魚が多く使われ、豆腐や納豆などの豆類、野菜も豊富で脂肪が少ない。ただし、塩分が多く、オリーブオイルが少ない。GI値が高い白米が多いといった欠点もあります」

 干物や漬物などの塩分を控える、オリーブオイルを積極的に使う、GI値の低い玄米や雑穀米を食べるといった工夫をすれば、和食も地中海食に匹敵する健康食になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭