日常的な食事が薬に匹敵 心臓を救う「地中海食」の効果

公開日: 更新日:

■「地中海食」に欠かせない食材と健康効果

 地中海食には、以下のような特徴がある。①穀物、豆類、キノコ、緑黄色野菜、果物を多く取る。②油は純正オリーブオイルを使う。③青魚を多く食べる。④肉は赤身を少しだけ食べる。⑤ヨーグルトやチーズなどの乳製品を適量食べ、チーズはナチュラルチーズを使う。⑥適量のワインを飲む。⑦ハーブを上手に使う。⑧甘味は果物やハチミツで取る。

 こうした食事を日常的に摂取している地中海地方に住む人々は長寿で、心臓病がんなどの発症率が非常に低いことが知られている。そのため世界的に研究が進み、普段の食事が地中海食に近い人ほど、心血管疾患、認知症、がん、糖尿病うつ病などの発症リスクが低くなると報告されている。

「オリーブオイルやナッツは単価不飽和脂肪酸であるオレイン酸を含んでいて、悪玉コレステロール除去や、過酸化脂質の生成を抑制する作用があります。青魚には中性脂肪を減らす多価不飽和脂肪酸が豊富で、高血圧動脈硬化などを防ぐ効果があります」


 緑黄色野菜からは抗酸化作用の強いファイトケミカル、豆類やキノコ類からは食物繊維を多く摂取することができる。パスタなどのGI値(血糖上昇指数)の低い全粒の穀物は、急激な血糖上昇を抑えられる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…