【足の傷や痛み】下北沢病院・足病総合センター(東京都世田谷区)
糖尿病性腎症などで透析治療をしている患者の足の入院治療(血管のバイパス手術やカテーテル治療など)にも対応できるように、透析ベッドも3床完備している。
「整形外科領域で最も多いのは、足裏の痛みやしびれで困っている患者さんです。足の前足部や土踏まず、かかとが痛いなどです。そのような場合、扁平足障害が非常に多い。普通の施設では、痛み止めの薬や湿布などを使った対症療法で済ませてしまいますが、当センターではリハビリが介入して、その原因を治します」
足裏の痛みやしびれがなぜ起きたのか、なぜ繰り返すのか、その大本を改善させるのが足病学の考えだ。「足の関節の動きが硬い」「筋肉が弱い」「足指が上手に使えていない」といったケースが多いので、その関節や筋肉の動きをよくする運動やストレッチをリハビリスタッフが指導する。
必要であれば、連携する義肢装具士が患者の足型を取り、靴の中に挿入する医療用インソールを作製する場合もあるという。
■「足のことで困ったら気軽に相談してもらいたい」