意外に知らないマスクの作法 ウイルス学の専門家が伝授
■取り換え頻度は1日1回
「不織布マスクは基本使い捨てです。少なくとも1日1回は換えるべきです。2日以上の使用は、マスクの外側にウイルスや菌がたくさん付着していると考えるべきで、使い続ければかえってインフルエンザ発症のリスクを高めることにもなりかねません。フィルター部分が劣化し、感染予防効果が低下して、においが発生したりします」
なお、マスクを廃棄するときは手でベタベタ触らないようにして、廃棄後は手を洗う。
■可能なら防菌スプレー
「マスクをはずすときには、ウイルスが外側の表面に付着している可能性を考えて、ひもの部分を持ってはずしましょう。可能なら、はずしたマスクを置く専用の入れ物を用意したり、再装着時に防菌スプレーなどを使用するのもよいかもしれません」
マスクは感染症予防に有効な手段のひとつだが、正しく使わないと役に立たない。覚えておこう。