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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

胃がん検診受診率が高いエリアは内視鏡手術件数が多い

公開日: 更新日:

 しかし胃がん検診の大半は、いまでもバリウム検査です。発泡剤と一緒に飲むため検査中はゲップが出るのを必死にこらえなければならず、検査後は下剤を使ってバリウムを排泄しなければならないなど、決して楽な検査ではありません。放射線(エックス線)もかなり浴びるため、それによる発がんを心配する声すらあるほどです。

 それでも、胃のバリウム検査は日本で開発され、いまや放射線技師を含め大勢の人間が関わっているなどの事情から、やめるにやめられなくなっているのです。しかも、検査の感度は必ずしも高くありません。とくに上皮内がんを見落とす確率が高いともいわれています。

 どうせ苦しい思いをするなら、いっそ内視鏡検査を受けたほうがマシというもの。上皮内がんを含めて見落としが少なく、本当の意味で早期発見につながるからです。

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