皮膚にピリピリ痛みと発疹 「帯状疱疹」患者は夏に増える

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「お腹にできた帯状疱疹は『腹筋の片側の麻痺』『大腸の動きの低下』『腹部膨満』を起こす場合があります。腸管に排泄物がたまる『イレウス(腸内閉塞)』にも注意しましょう」

 お尻にできると膀胱や直腸の神経を麻痺させ、オシッコが出なくなったり直腸の動きが悪くなって便秘になるケースも。「角膜炎」「強膜炎」を発症させることもある。耳の近くに発症すると、めまいや難聴、顔面神経痛などのラムゼー・ハント症候群と呼ばれる症状を引き起こす場合もある。

 帯状疱疹は発疹ができた直後に治療すれば重症化は免れる。ワクチンで発症を半分に抑え、PHNを66.5%抑えられる。心当たりのある人は医師に相談することだ。

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