米大学教授が発見と話題 頭痛薬は「心の痛み」にも効果的?
「アセトアミノフェンにより感情的なアップダウンが抑制できる」「他人への同情心も弱まる」「境界性パーソナリティー障害の人の他人への猜疑(さいぎ)心が緩和」といったものです。カナダのブリティッシュコロンビア大学のトッド・ハンディ教授は「アセトアミノフェンにより外界への関心が下がり、外の刺激から隔絶され、意識が散漫な状態になるのではないか」と分析しています。
ただし、こうした効果を狙って鎮痛剤を習慣的に飲んだり大量に摂取するのは、胃を荒らしたり肝臓への悪影響もあるため、絶対にお勧めできないと医療関係者は強調しています。