梅宮辰夫さんも大ケガ 高齢者は“段差なし”ほど転びやすい

公開日: 更新日:

 梅宮辰夫(80)が傘寿と芸能生活60年を祝うディナーショー(1人3万5000円)の会場入りの際、ホテルの玄関で転倒し、額や頬などに30針を縫う大ケガを負った。

 それでもショーを開催したことに一部メディアは「これぞプロ魂」と称賛の声をあげているが、梅宮の転倒は介護世帯には他人事ではない。

 会場の東京プリンスホテルの玄関エントランス部分の段差はほんの数センチ。通常であれば、つまずいて大ケガするような危険な場所ではない。

 しかし、高齢者の転倒の危険性は、むしろ平面の方が高いのだ。

 厚労省の「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」(2010年)によると、1年間に自宅で転んだことのある人は9.5%。梅宮の年齢である「80~84歳」に限れば、12.9%に跳ね上がる。しかも、転倒場所で最も多かったのは「居間・茶の間・リビング」(20.5%)の平面で、段差のある「玄関・ホール・ポーチ」(17.4%)、「階段」(13.8%)を上回っているのだ。


 カーペットが少しめくれているだけで、うっかり転倒することが考えられる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…