最近話題の“トマト悪玉説”にも冷静 カゴメに見解を聞いた

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 同様にシラカンバ花粉は「リンゴ、モモ、サクランボ」、イネ科花粉は「トマト、スイカ、メロン、オレンジ」、ヨモギ・ブタクサ花粉は「スイカ、メロン、セロリ」との相性が悪いとされる。花粉症対策にはこの相性が重要なポイントになってくるわけだ。

■シラカンバ花粉は「リンゴ、モモ、サクランボ」が×

 だが、このトマト悪玉説に冷静に対応するのは、トマトジュースで有名な「カゴメ」だ。

「トマトと花粉のアレルゲンが似ているために引き起こされる症状というのは知っていますが、リポートをよく読むと、花粉症患者の一部の方だけの症状のようです。そもそも、通常のトマトジュースは生のトマトとは違って一度熱を加えて殺菌されていますので、アレルギー反応の心配は少ないかと思います。ネットではいろいろ言われていますが、OASにならない人ならば、トマトジュースを飲んでも問題はないと思います」(カゴメ広報担当者)

 むしろ、カゴメは国際医療福祉大学との共同研究で、トマトジュースやトマトに由来するカロテノイド(主にリコペン)を継続的に摂取することにより、「花粉症の症状が改善する」と報告しているほど。具体的には、トマトジュース(190ミリリットル)を毎日1本飲むと、10週後には水っぱな、くしゃみ、鼻づまり、鼻のかゆみ、目のかゆみ、涙目の6項目のうち、「水っぱな、くしゃみ、鼻のかゆみ」の3項目で有意な改善があったという。

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