福山雅治も悩んだ…歌手に多い逆流性食道炎の原因と対策

公開日: 更新日:

【Q】焼き肉などに行った後の胸焼けがひどい。吐きそうになることもあります。肥満で食生活が乱れがちなのですが、それが原因でしょうか? (30代・男性)

【A】胃酸が食道へ逆流し、胸焼けや胃もたれ、吐き気を引き起こす、逆流性食道炎を含む胃食道逆流症が疑われます。喉や耳の痛み、咳、時には心筋梗塞と間違えるような強い胸痛を症状として訴える人もいます。

 胃の入り口にはバルブのような役割をする筋肉の噴門があり、食べ物をのみ込む時に開き、それ以外は閉じている。この噴門が緩んで逆流が起こります。肥満、老化、前傾姿勢などがあると噴門が緩み、発症しやすくなります。

 以前テレビ番組で歌手の福山雅治さんが逆流性食道炎と話されたようですが、役者さんや歌手には多いんですよ。彼らは腹式呼吸で声を出すたびに腹圧をかけていますから。それに福山さんはギターを弾くでしょう? ギターは前かがみの姿勢ですから、さらに腹圧をかけることに。

 便秘やベルトやコルセットでお腹を強く締め付けることが多い人、精神的ストレスを抱えていて胃の働きが弱っている人もかかりやすいです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…