ポリープ手術中に麻酔が切れて 水野麻里さん"地獄”を語る

公開日: 更新日:

 病理検査の結果は、がんになる一歩手前のポリープだったそうです。大きさからいって、去年下血した頃にはすでにあった可能性が高いとのことでしたが、突起がなかったので発見は難しかったようです。でもまぁ、がんの手前で見つかってよかったと思いました。

■入院は通算12回、手術が6回

 子供の頃から体が弱く、入院は通算12回以上を数えます。手術も扁桃摘出、卵巣嚢腫、子宮筋腫など今回で6回目です。だからというわけではありませんが、手術は特に怖くありません。術後は日に日に薄紙を剥ぐように治っていくから希望が持てるし、死んじゃうにしても手術中なら知らないうちに死ねますしね(笑い)。病気は怖いし、痛くて苦しむのは嫌ですけど、手術で治るうちに見つかった病気なら、それは「よかった」って思うんです。

 2015年に経験した未破裂動脈瘤もまさにそうでした。がん家系なので、用心のため自費で全身の腫瘍マーカー検査をしたときに、オプションの「脳のMRI」になぜか目が留まって追加したのが幸運でした。破裂寸前の鏡餅みたいな2段に膨らんだ動脈瘤が見つかって、開頭クリッピング手術をしたんです。その時も特別怖いとは思いませんでした。翌日には歩いていましたし、10日で退院しました。髪付きのまま頭皮を剥がしたので、ボウズ頭にもなりませんでしたしね(笑い)。 病気から学んだことは「1人の医者のいうことだけを信じるな」かな。セカンドオピニオンはとても大事です。納得できなかったら、次の先生を探したほうがいい。ネットの評判ではなく、まずは町で評判のいい医師にかかることがお勧め。「人として」じゃなく「能力」のある医師ね。そうでないと発見が遅れちゃうから。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された