角膜感染症につながることも…更年期妻を悩ますドライアイ

公開日: 更新日:

「ドライアイの根本治療法はありません。そのためまずは薬物療法を行います。これまでドライアイ用の目薬といえば、人工涙液とヒアルロン酸ナトリウムを含んだものでした。ヒアルロン酸は保湿成分で目の表面に水分をとどまらせる働きがあります。最近、これにムチンの産生を促すジクアホソルナトリウムやレバミピドの点眼薬が加わりました。涙の質を改善して涙の分泌量が抑制され、流涙の症状が改善されるといわれています」

 点眼液で効果が得られない場合は、涙点閉鎖による治療を行う。涙の排出口である涙点を閉じ、涙の流出を抑えて、涙を目の表面に十分にためる方法だ。

「涙点にシリコーンや合成樹脂製の涙点プラグを挿入する方法と涙点を縫い閉じる涙点閉鎖術があります。流涙症には鼻涙管にシリコーンチューブを入れて涙道を拡張する治療法などがあります」

 ちなみに、ホルモン補充療法や低用量ピルを使用している人はドライアイの症状が軽減するといわれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…