3割が眼精疲労でトラブルに メガネ選びで体はラクになる
●矯正視力は0.9か1.0
「よく見えるようにという気持ちは察しますが、過矯正はメガネ不調の大きな原因。デスクワークなど近くを見る時間が長い人ほど、その負担は重い。PC作業や会議などが仕事の中心なら、矯正視力は両目で0.9か1.0で十分です」
眼科医会の調査では、1.0以上に矯正している人は約6割に上る。
「見えにくい人は、古い検査結果の矯正視力が受け継がれているため。見直すといい」
●焦点距離をしっかり把握する
どれくらいの距離でピントを合わせるか。その距離が焦点距離だ。
「必要な矯正視力が1.0でも、遠くを見つめるドライバーとPCや身の回りなどのチェックが中心のデスクワーク、店内を広く見渡す監視員などでは、焦点距離が全く違います。メガネを作るとき、その距離感を伝えないと、デスクワーク用メガネとして作られる可能性が高い」
仕事はデスクワーク、趣味はゴルフという人は、仕事用とゴルフ用を使い分ける。「ゴルフが終わったら、仕事用につけ替える」のがベターだ。