有名歌手の主治医が教える “老け声”に隠れる恐ろしい病気
「喉頭炎や声帯ポリープなどが隠れているケースもあります。大動脈瘤や肺がん、甲状腺がん、食道がん、脳腫瘍など命にかかわる重大病であることも。特に大動脈瘤は、全体の2割が声が出ないことから病気が見つかっています」
また、かすれ声は日常生活にも影響を及ぼす。“よい声”は説得力があり、異性を魅惑する。
「日頃から声の変化に注意し、同時に声筋の若さを保つ努力をする。声筋は加齢とともに衰えますが、筋力と同様に、鍛えることで、“フケ声”を回避できるのです」
エビデンス(科学的根拠)のある方法として渡邊医師が勧めるのが、「の↗の↘発声法」。「のー」を低音から高音まで鼻に抜けるように発声し、「のー」を高音から徐々に低くしていく。
声の10歳若返りを目指そう。