東海大監督は17kg減 走り過ぎは「マラソンED」を招く恐れ

公開日: 更新日:

 その程度なら、ムスコの元気に一役買うかもしれないが、「もっと自己ベストを短縮したい」などと走行距離を150キロ、200キロと延ばすにつれて、いつの間にかムスコはくたびれてやがて役立たずに。一般にフルマラソンの完走には、月間100キロが最低条件とされるから、“マラソンED”の市民ランナーは結構いるはずだ。

「テストステロンの合成に必要なのは、タンパク質です。走っている人は必ず肉や魚、大豆などを積極的に摂取するのが大切。何より運動は適切な強度で体を慣らしてから、少しずつ負荷を上げていくことです。適切なレベル? 60分体を動かして軽く汗ばむ程度。体を動かす習慣がない人が始めるなら、いきなり走るのではなく、ウオーキングから。走り慣れている人も、毎日はよくない。週に2、3回にとどめて十分な休養と栄養補給を心掛けることです」

 走り過ぎによってもたらされるテストステロンの分泌低下は、いわば男性更年期の状態。休養すれば低下したテストステロンは戻るというが、旺盛な運動習慣と症状がリンクしにくく、見過ごされやすいから厄介だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差