今からでも遅くない “正月脂肪肝”を無理せず解消する方法
「正月太りが怖いのは単なる食べ過ぎ、飲み過ぎだけでなく、乱れた食生活により体内時計が大幅にずれている可能性があることです。それをただすには決まった時間に朝食をとるだけでなく、夕食を早めにとること、朝食までの断食時間を長くすることです」
■1日30分以上続けて歩くだけでも効果が
この断食時間が長いほど、朝食による体内時計リセット効果があらわれる。そのために寝る前3時間以内は食べてはいけないという。
「この習慣のない人はこれだけを徹底するだけでやせることが期待できます。朝食は時計遺伝子を動かす力を上げるためにしっかり食べ、逆に夕食は炭水化物を抑えましょう。よくご飯をしっかりとらないと食べた気がしないという人がいますが、それは単に習慣で食べたくなっているからにすぎません。『本当に食べたいのか?』と自問して10分間ほど我慢すれば大抵は食べずに済みます。10日間くらい我慢して食べずにいれば、その後空腹感はある程度解消できるはずです」
食事で注意したいのはご飯を抑えるぶん、肝臓に良いからとホウレンソウやレバー、しじみやウコンなど鉄分の多い食材を過剰にとることだ。フリーラジカル(活性酸素)を発生させ、肝細胞を傷つけて炎症を起こしかねない。