高齢者の6割が健康に不安…体力は「地域体操」で養える

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 地域の集会所などでコーディネーターが、運動器具を使わない筋力トレーニングやストレッチ体操などを週2回、1回90分行う。それを半年にわたって実施し、地域の人に運動習慣を定着してもらうようにしているのだ。11年には471回開催し、3875人が参加したが、17年には3792回、2万6215人に増加している。

 静岡市は、独自の取り組み「しぞ~かでん伝体操教室」を行う。米国国立保健研究所・老化医学研究所の〈50歳からの健康エクササイズ〉を参考に、理学療法士や作業療法士がメニューを作り、DVDの作成やユーチューブでも公開している。

「椅子に座って行うパターンと立位で行うパターンの2種類があります。各6つの運動の組み合わせで、手足に重りをつけて四股ふみをしたり、腕を前に出す運動をしたり。それらの運動の繰り返しで、日常に使う筋肉を鍛えるプログラムになっています」(静岡市役所地域リハビリテーション推進センターの作業療法士・丸山光夫さん)

 参加基準は、介護を必要としない健康な成人で、50、60代の定年を迎える前に体力づくりをしたいという人から、健康維持のために続ける高齢者が中心という。

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