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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

しっかり運動をしているのに…逆に体重が増える理由

公開日: 更新日:

 生活習慣病対策を考えるなら、運動だけではなく、食生活改善も必須です。“耳にタコ”かもしれませんが、バランスの取れた食事内容で、朝、昼、夜と決まった時間に取る。脳を使う主に朝と昼には糖質を取り、夜は軽くお茶碗1杯程度にとどめておく。寝る直前の食事は避ける。

 習慣的に運動をし、筋肉量を増やせば、基礎代謝が上がり、太りにくい体になります。同じ50キロの体重でも、筋肉がどれくらいあるかによって太りにくさ・太りやすさが変わってくるのです。

 そういう意味では、体重や肥満度を見る体格指数(体重キログラム÷身長メートルの2乗)に加えて、基礎代謝量と内臓脂肪量もチェックした方がいいでしょう。今は数千円で体重、基礎代謝量、内臓脂肪量を量れる体重計を買えます。ぜひそれを手に入れて、できれば毎日量ってほしい。

 私が一番いいと思う体重計を置く場所は、風呂場の脱衣所。たいていの人が毎日風呂に入りますよね? すると、毎日体重計が目に入る。測定の習慣が容易に身に付きます。

 できれば、測定した数値はメモしておくといいですよ。

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