腸内フローラの理想的なバランスは、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%。善玉菌の割合を多く保つのに重要なのは、悪玉菌の定着や増殖を防ぐ乳酸菌を多く摂取すること。ヨーグルトやチーズ、納豆などの発酵食品を積極的に取ってください。
次に、オリゴ糖や食物繊維の摂取で、乳酸菌が作用しやすい環境をつくる。オリゴ糖は大豆やゴボウ、食物繊維は穀物、海藻、キノコ類などに含まれています。さらに、適度な運動や十分な睡眠のほか、朝食を取ることも腸内環境を整えるためには大切です。
(国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長)